柏市の相続登記・遺産分割・遺言書作成なら司法書士小林知子・小林依里子事務所へご相談ください

秘密証書遺言

秘密証書遺言

公開日:2020-05-13
最終更新日:2020-05-14

秘密証書遺言の方式

こちらでは、秘密証書遺言の方式について説明します。

①遺言者が全文、遺言書を作成し、署名・押印する。

②作成した遺言書を封じ、遺言書に押印した印鑑で封印する。

③公証役場へ行き、封書を公証人と2人以上の証人に提出し、自分の遺言書であること、氏名および住所を申述する。

④公証人が、その封書に日付と遺言者の申述を記載し、遺言者・公証人・承認がそれぞれ署名押印する。

自筆証書遺言と違い、署名さえ手書きすれば、ワープロや代筆でも遺言書の作成が可能です。

また、秘密証書遺言は、公正証書遺言と同様、公証役場で公証人や証人が関与しますが、すでに封をされている状態で提出するので、遺言書の内容は、秘密にされます。

なので、保存を明らかにしながら、その内容については秘密にできる遺言方式と言えます。

秘密証書遺言のメリット

秘密証書遺言は、公証役場での手続きが必要なので、手続きをした公証役場に、一定の記録が残ります。

なので、自筆証書遺言と違い、残された遺言が、本当に、本人が書いたものなのかどうか、遺言者の死後に、改めて確認する必要が無く、争いの原因がなくなります。

また、日本公証人連合会が管理する遺言検索システムを利用すれば、検索ができるので、亡くなった方の遺言書の存在が明らかになります。

さらに、秘密証書遺言の作成には、公証人の関与が必要なので、その手数料がかかりますが、公正証書と違い、財産がいくら多くても、定額1万1000円、である上に、上記の公証役場を使用するメリットを享受することができます。

秘密証書遺言のデメリット

しかし、秘密証書遺言は、公正証書遺言と違い、その内容を公証人がチェックしません。

ですから、遺言の形式上の不備や法律上の要件が具備されず、遺言が無効になる可能性や、書き方が悪く、相続人間の争いの種になる危険性があります。

また、秘密証書遺言作成の際には、証人2人が必要なので、誰に頼むかも問題であり、手間がかかります。

証人の手配を公証役場に依頼すれば、信頼できる専門家を手配してくれますが、別途、手数料がかかります。

さらに、遺言者の死後、家庭裁判所で検認の手続きをとる必要があり、相続人に手間と費用の負担をかけることになります。

最近の投稿

遺言書がある場合でも、 不動産の名義変更である相続登記は 法律上、必ず必要です。 遺言書の種類によって 手続きや必要書類が異なるため、 内容を正しく理解し、 適切な手順で進めることが大切になります。 とくに自筆証書遺言では、 検認手続きが必要になるなど、 専門的な知識が求められる場面も少なくありません。 登記申請書の作成や 必要書類の収集など、 多くの作業を正確に進めることで、 円滑な相続 (2)
2026年2月17日
「遺言書がない場合」の相続登記で困ったら?手続きの流れと必要書類を徹底解説
遺言書がある場合でも、 不動産の名義変更である相続登記は 法律上、必ず必要です。 遺言書の種類によって 手続きや必要書類が異なるため、 内容を正しく理解し、 適切な手順で進めることが大切になります。 とくに自筆証書遺言では、 検認手続きが必要になるなど、 専門的な知識が求められる場面も少なくありません。 登記申請書の作成や 必要書類の収集など、 多くの作業を正確に進めることで、 円滑な相続 (3)
2026年2月8日
「遺言書がある場合の相続登記」完全ガイド:失敗しない手続きと必要書類
遺言書がある場合
2026年2月3日
【相続登記】遺言書がある場合・ない場合の違いをやさしく解説|はじめての相続でも分かるポイント
遺言書がある場合でも、 不動産の名義変更である相続登記は 法律上、必ず必要です。 遺言書の種類によって 手続きや必要書類が異なるため、 内容を正しく理解し、 適切な手順で進めることが大切になります。 とくに自筆証書遺言では、 検認手続きが必要になるなど、 専門的な知識が求められる場面も少なくありません。 登記申請書の作成や 必要書類の収集など、 多くの作業を正確に進めることで、 円滑な相続 (1)
2026年1月20日
相続登記はいつまで?義務化・期限・過料・正当な理由をわかりやすく解説
よくあるご質問 (1200 x 675 px) (1200 x 675 px)
2023年6月28日
相続登記の手続きを解説